「毎朝バタバタしていて、気づいたらもう出勤時間」
「寝起きが悪くて、午前中ずっとぼーっとしてしまう」
そんな“朝のストレス”を感じている方、少なくないのではないでしょうか。
実は、朝の過ごし方をほんの少し変えるだけで、1日全体の流れが大きく変わることをご存じですか?
この記事では、時間や心に余裕をつくる「朝のルーティン」の見直し方と、今日から取り入れられる5つの習慣をご紹介します。
■ なぜ「朝」が大切なのか?
脳科学的にも、朝は“1日の中で最も集中力が高まりやすい時間帯”とされています。
また、朝の行動はその日の気分やパフォーマンスに影響を与えるため、
「朝を制する者は、1日を制す」とも言われます。
逆に、朝の始まりがドタバタしていると――
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忘れ物が増える
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イライラして他人にきつく当たってしまう
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午前中の作業効率が上がらない
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なんとなく「うまくいかない1日」になる
というように、負のスパイラルに入りやすくなります。
【見直すべき5つの朝習慣】
① 「朝5分」早起きする
いきなり1時間早起きしようとしても、三日坊主になるだけ。
まずはたった5分でOK。
たとえば、5分早く起きて“深呼吸をするだけ”でも、脳と身体が目覚めます。
慣れてきたら10分、15分と少しずつ伸ばしていくのがポイントです。
② スマホを見る前に、カーテンを開ける
朝起きてすぐスマホを見ていませんか?
これは脳にとって大きな負担になります。
おすすめは、起きたらすぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びること。
日光を浴びることで、体内時計がリセットされ、自然と目が覚めていきます。
メンタルの安定にも効果があるとされています。
③ コップ1杯の水を飲む
人は寝ている間に約500mlの水分を失っているといわれます。
朝イチで水を飲むことで、身体の内側からスイッチが入るのです。
できれば常温の水を。
レモンや白湯などもおすすめです。
④ 軽いストレッチや散歩をする
朝の体は硬くこわばっており、血流も滞りがちです。
数分のストレッチや、家の周りを一周する程度の散歩でも、驚くほど頭がすっきりします。
おすすめは以下のような簡単ストレッチ:
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首をゆっくり回す
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肩を大きく回す
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腕を上げて深呼吸
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前屈で太もも裏を伸ばす
5分でも構いません。毎朝続けることで、代謝も気分もアップします。
⑤ 「小さな習慣」を1つだけ決める
「朝活」や「モーニングルーティン」と聞くと、
完璧にやらなければいけないと思いがちですが、
重要なのは“1つの行動を習慣化すること”です。
たとえば:
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お気に入りの音楽を1曲聴く
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コーヒーを丁寧に淹れる
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1行だけ日記を書く
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「今日のありがとう」を1つ思い浮かべる
たったこれだけでも、“自分を整える時間”が持てるようになります。
【忙しい朝でもできるミニマルルーティン例】
以下は、忙しいビジネスパーソン向けの「10分で完結」朝ルーティンの例です:
時間帯 | 行動 | 所要時間 |
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6:30 | 起床・カーテンを開ける | 1分 |
6:31 | コップ1杯の水を飲む | 1分 |
6:32 | ストレッチ or 軽い散歩 | 5分 |
6:37 | 朝の一言日記を書く | 2分 |
6:39 | コーヒーを淹れてリラックス | 5分 |
たった10分でも、「今日もいい1日になりそうだ」と思える朝をつくることができます。
【朝が変われば、人生が変わる】
毎朝のたった5〜10分が、1日の充実度を大きく左右します。
そして、それが1週間、1か月、1年…と続けば、あなたの人生そのものが変わっていくはずです。
「朝が苦手」「時間がない」という方も、
まずは1つ、今できることから始めてみませんか?